九頭竜大社からのお知らせ
2016年4月18日 講話
感謝(教主講話)
私は若い頃、開祖のはなしをよく聞いておりました。開祖の講演会でのはなしも、長年にわたり聞いております。
開祖はおそらく、それほど講演が得意だったようには思えないのです。起承転結というような感じではないのですね。はなしがあっちに飛びこっちに飛び、最後には結局何が言いたかったのだろうな・・・そんなこともございました。
しかし、開祖のことばには、所々にキラリと光る部分があるのですよ。キラリキラリと光る部分がある。キラッと光っては話がほかのところに移ってゆき、またキラリと光ることばが出てくる、そんな感じでした。
長年にわたり開祖のはなしを聞き、そのキラリと光ることばを聞き取って参りました。そこで結局開祖が言いたかったことはどのようなことなのか。
これはもう一言。たった一言で言えます。「感謝」なのですよ。
ことばで表現するならばたった一言。「すべてに感謝する」たったそれだけで、人は幸せに生きていくことができるのです。開祖はそのようなことが言いたかったのですよ。
「すべてに感謝する」「感謝の心を持って生きる」
それが大宇宙の法則、自然に適っているのです。つまり九頭竜弁財天大神様の御心に適うのです。
人は「感謝」の心を持ってこそ、幸いに生きていくことが出来るのです。
九頭竜大社 教主 大西 正美