九頭竜大社からのお知らせ
2017年6月19日 講話
着実に成長を(教主講話)
少しずつでも、着実に成長してゆく自分でありたいと思います。
毎日の仕事や家事をするにおいても、ただ決められたこと、同じことを漫然と繰り返すだけではなく、もう一工夫できないものかと考えてみるのです。もっと効率的でよい方法はないものか、もっと周りの人達の心が満たされるようなやり方はないものか、そのようなことを一生懸命に考えて過ごすことが自身の成長につながるのです。
心の持ち方でもそうです。いつも同じ人と同じようにぶつかっている・・これでは成長はありません。どのようなものの見方をしたらよいのだろうか、その人とはどのような接し方をしたらいいのだろうか、そのように考えてこそ成長があります。
すべてを兼ね備えて生まれてくる人はいません。皆それぞれに、決められた持ち駒があるのです。自分に足りないもの、出来ないことばかりに目を向けて不平不満を持つのではなく、天から授かった自分の持ち駒を如何に活かして生きてゆくか、そういう考えでいることが大切です。それでこそ成長があります。
何歳になっても、毎日、人間として少しずつでも成長してゆくのだという気持ちを持ち続けることが大切なのです。
そして、神様には素直な気持ちでお願いをなさってください。神様にはお願いをなさってよいのです。人は自分の努力だけで何かを成すことはできません。目に見えぬ神の守り導きがあってこそなのです。ゆめゆめお忘れにならないでください。神様の前では心静かにお祈りください。
皆さま、どうぞよい信仰生活をお続けください。
九頭竜大社 教主 大西 正美