九頭竜大社からのお知らせ
2018年3月18日 講話
枠にはめて考えないこと(教主講話)
このようになることが幸せなのだと、そんな風に枠にはめて考えないことが大切です。
例えば、いい学校に入って、いい会社に入って、安定した生活をして、出世してゆく、そういうことが幸せなのだと、そういう風になるのが幸せなのだと・・・
そうではありません。必ずしもそうではないのです。
「学校なんてものは縁のないところにはどうやったって行けないのだよ。こんなことを言ってしまっては身もふたもないかもしれないが、学校なんていずれ行きつくところに行きついてしまうものなのだ。」
開祖は生前このように申しておりました。私もまったくその通りだと思います。
少々勉強が思うように出来ない、自分が思うようなところには行けなかった・・・そんなことを気にすることはないのです。
神様の目から見たら、「いいところ」に行けたか行けなかったか、そのこと自体はそれほど大きなことではありません。そもそも「いいところ」に行くことが本当にその人の人生にとってよいことかどうかは分からないのです。
その人その人が、自分に縁のあるところで、自分にふさわしい場所で、自分の持ち味を出して、無理なく自分なりに励んでゆく、そこに幸せがあるのです。
人は人、自分は自分です。比べようがないのです。
皆さま、どうぞよき信仰生活をお続けください。
九頭竜大社 教主 大西 正美