九頭竜大社からのお知らせ
2019年7月31日 公式ブログ
本殿の床洗い
あまり見慣れない光景かと存じます。がらんとした本殿です。本殿の床に溜まった灰汁(あく)などを洗い流す工事を行いました。
祭典用の机、案などはすべて隣の儀式殿にお移ししました。
職人さんにより本殿床の洗いが行われました。
一日目の作業終了。とても奇麗になってきました。ただ、このままでは床はアルカリ性の状態らしいのです。
2日目も作業が行われ、今度は酸性のものを混ぜ、中和をさせます。これで床の木が引き締まるのだそうです。
その後、一日乾燥をさせます。
今度は床に染みが出来にくくするために手垢止めの作業。
職人さんたちに作業していただいている間、私は隣の儀式殿で神事用の机、案をはじめとする神具の拭き掃除をいたしました。やはり知らず知らずの間に汚れが溜まっていました。
一日しっかりと乾燥させます。
仕上がりました。神具類も元に戻し、麗しいご神前となりしまた。
4日間の作業でした。さらに数日たてば、もう少し色が落ち着いてくるそうです。
本殿の床洗いが順調に進んでよかったです。これに安堵せずに、今後毎日、本殿、ご神前の清掃に励んで参ります。