九頭竜大社からのお知らせ
2019年10月27日 講話
信仰の原点(教主講話)
信仰の原点は、難しい理論ではないと思います。
まずは大変な時に神様にお祈りをして願いを叶えていただく、そういったことが何回か続くと「ああ、神様は本当におられるのだなあ」と腑に落ちて分かる…理屈ではないのです。
九頭竜弁財天大神様は奇蹟の神様です。特に信仰の入り口においては奇蹟的に願いをお聞き届けくださいます。だから多くの方々が九頭竜大社にお参りなさるのではないでしょうか。
とても困った時、神様に守っていただきたい時には、御真言「おんそらそあていえいそわか」を心の中で何回も唱えてみてください。すると不思議なことに、悪いタイミング、魔を外してくださり、助けていただけるのです。
九頭竜弁財天大神様からの反応がいち早く返ってくる、いざという時は助けてくださるわけです。
私はどんなに時代が移り変わろうとも、「目に見えぬ神に祈る」ということだけは残っていくに違いないと思います。
人間は弱いものです。誰も見ていなければ、よからぬことを考えてしまったりもするものです。でも「神様はいつも守ってくださっているのだ」と。これがあるからこそ、歯止めがかかるのです。
信仰生活を続けてゆかれると、結局は、神様のおめがねに適う方向に進んでいなければうまくは運ばないのだなあということが分かるようになって参ります。神様のおめがねに適う心…無理のない、素直で前向きな、我を張りすぎない、思いやりのある、明るく穏やかな…そういった心で努めていると、よい方向に事が運んでゆくのだと。
それが九頭竜大社の御教えにございます「自然に帰れ」「心の器づくり」なのです。
皆様、どうぞよき信仰生活をお続けください。
九頭竜大社 教主 大西 正美