九頭竜大社からのお知らせ
2020年1月1日 講話
令和2年 教主 年頭の辞
令和2年、新年明けましておめでとうございます。
新しい令和の御代の幕開けとなった旧年は、当大社におきましても御発祥65周年の節目に当たり、諸祭典・諸行事がすべて恙なく執り納められました。また、御神威の発揚やお参りの方々の安全のため、数々の修繕・工事等が行われるなど、大社はよき方に確かな一歩を進めることが出来ました。
幅広い層の信仰者の方々にお参りいただき、様々なきっかけで大社にお参りされた人達も多くおいでになった一年でした。大神様は奇縁でもって人をお引きになるのです。
九頭竜弁財天大神様は、人々をお救いになり心願を叶えてくださる、大きな御力を持たれた神様です。そして大社には「自然に帰れ」という御教えがございます。
「自然に帰れ」は開祖により説かれた九頭竜大社の御教えです。自然に包まれて生きる人は、その自然の法則に沿うように努めてこそよい方向に進んでゆくことが出来るのです。
感謝の心を忘れない、我を張り過ぎない、自分のことばかりでなく周りを思いやる心を持つ、明るく穏やかな気持ちで過ごす、道理に合わないような無理はしない、このような人として自然な姿に立ち返ってこそ神様にお救いいただけ、よい方向に進んでゆくことが出来る、それが「自然に帰れ」の御教えです。
信者の皆様方におかれましては、この新しい年も「自然に帰れ」の御教えを胸によき信仰生活を送られますよう祈念いたしまして、私の年頭の辞とさせていただきます。
九頭竜大社 教主 大西 正美