九頭竜大社からのお知らせ
北インド古典音楽奉納演奏会 開催
令和2年11月15日 北インド古典音楽奉納演奏会
インド音楽を愛される方々が全国よりお越しになり開催されました。
もっと数多くの演目があったのですがすべてご紹介し切れず申し訳ありませんm(__)m
奉納演奏の様子はライブ配信もされました。
当日、早朝より皆様方で儀式殿の会場設営。
儀式殿がこのようにインド音楽奉納の舞台に。
尺八奏者 安田知博さんによる奉納演奏もございました。
午前10時に始まった奉納演奏会は滞ることなく演目が進み、お昼を過ぎ午後2時頃にめでたくフィナーレを迎えました(*^▽^*)
実はこの奉納演奏会、直前が少したいへんでした。
リーダーのインド音楽家の方が数日前より、昔からの持病の影響で寝込んでしまわれました。(コロナや発熱ではありません。念のため。)
演奏会の前々日、この方のお母さまが九頭竜大社にお参りでした。9回まわるお千度をなさり熱心にお参りなさっていました。私はこの時にお母さまと境内でお話しさせていただいて、この状況をお聞きしておりました。
前日の夜になっても体調が思わしくなく、当日早朝の準備の段階でもお見えにならず。。いよいよリーダーの方抜きでの進行を覚悟していたのですが、何と演奏会が始まってすぐに会場にお見えになったのです。
「ええっ!〇〇さん、大丈夫なのですか?」
「ああ、すみません本当に…また持病でみんなに迷惑をかけてしまっていて。。大丈夫です。不思議と体調が思っていたよりもよくなって来ることが出来ました。」
結局〇〇さんは得意の笛は控えられたのですが、最後まで参加の皆様方と力を合わせ素晴らしい奉納演奏会にしてくださいました。
会場には前々日にもお参りになっていた〇〇さんのお母さまがお見えになっていました。演奏会がすべて終了してからお話しさせていただきました。
「〇〇さんのお母さん、今日はありがとうございました。〇〇さんもお越しいただくことが出来て、本当によい奉納演奏会になりました。」
「いや、本当にこちらこそ大変お世話になりありがとうございました。」
「一昨日もお参りされていて…こうやって〇〇さんにもお越しいただくことが出来て…神様にお守りいただいたのですね!」
「ええ、本当にそうなのです。これはぜひ大西さんに聞いていただきたいと思っていて…少しお聞きいただいていいですか?」
「はい。どういったことですか?」
「私、一昨日も九頭竜さまにお参りさせていただいていたでしょう。大阪からこちらのお参りのためだけに来たのです。今回の、息子のことをお願いするならこちらのお社しかないだろう、と思って。」
「ああ、そうでいらっしゃったのですね。」
「はい。それでお祈りしたのです。「もしも息子が体調不良で奉納演奏に来ることが出来なくとも、息子の仲間の方々は素晴らしい人ばかりです。どうか皆さんで力を合わせてよい奉納演奏になるようにお導きください。願わくば、息子の体を癒していただいて、皆さんと一緒に奉納演奏に臨むことが出来ますように」と。」
「なるほど。そうだったのですね。それで、本当に、その通りに神様がお守りくださったのですね。」
「そうなのです!私、9回まわるお千度をいたしましたでしょう。その後に引いたおみくじが…今日も持って来ているのです、これ。『奇蹟を以て望をかなへる』。本当にその通りになったのです!」
「ああ、そうだったのですね。〇〇さんは九頭竜弁財天大神様とご縁がおありの方ですから…奇蹟のお力でお守りいただいたのですね。それは本当によかったです。」
本当によい日和の一日でした。
奉納演奏の後は何時にも増して境内が清らかで気持ちよく感じられ…
九頭竜弁財天大神様はお喜びでいらっしゃいました。
♪音楽動画♪『九頭竜大社の四季~京都八瀬・比叡山の麓より~』