九頭竜大社からのお知らせ
2021年4月1日 公式ブログ
すごい夢
ある日のお昼前のことです。よくお参りをなさる女性がお越しになりました。9回まわるお千度をなさり社務所に戻ってこられました。
ちょうどその時間はお昼ご飯を交代で取っていて、社務所は私一人だけでした。
「正浩さん、ちょっと聞いていただけますか。不思議なことがあったのです。」
「はい。どのようなことがおありになったのですか?」
「先日ショックなことがあったのです。親しくしていた知人に、私が心から大切にしていることを真っ向から否定されたのです。」
「ああ、そうでしたか。分かります。特に思い入れのない他人からではなく、身近に感じていた人からですものね。そのような人から、ご自身が大切にされていることを否定されたわけですね。ショックなお気持ち、とてもよく分かります。」
「ええ。それはもう本当にショックだったのです。それこそ、その人のことが鬼のように思えるくらいでした。」
「そうですか。お気持ち、分かります。」
「それで私、悩んだのです。私が心から大切にしてきたことは間違いだったのだろうか、と。いや、そんなはずはない、絶対に私にとって大切なことだったはずだ、と。悶々として過ごしたのです。」
「なるほど。分かります。」
「それである晩のことなのです。夢を見たのです。夢の中に竜さまが出てきたのです。昨年、雅楽殿に透明感のある竜の絵が奉納されましたでしょう。まさにあのお姿でお出ましになったのです。」
「ええっ!〇〇さん、それはすごいですね!」
「ええ。あんなすごい夢は初めて見ましたね。まさにあの絵の通りなのです。人々を救って揺蕩(たゆた)って神界に上ってゆかれる、あのお姿でお出ましになったのです。」
「う~~ん、それは本当にすごいです。」
「その夢を見て私、思ったのです。ああ、九頭竜さまにお助けいただいたのだ、と。私が心から大切にしてきたことは間違いではなかったのだ、と。本当に救われたのです。それで、今日はすぐにお参りに来させていただいたわけなのです。」
「なるほど。そうでいらっしゃったのですね。」
「私は出来る限り月参りをさせていただいています。時に忙しくてひと月空いてしまうということもありますが、いつでも九頭竜弁財天大神様を思い、祈らせていただいているのです。」
今回も、ものすごいお話をお聞かせいただきました。
九頭竜弁財天大神様の守り導きのもと、幸いに歩まれますように。