九頭竜大社からのお知らせ
2022年4月15日 公式ブログ
ココはどういう神社デスカ?
ある日の朝のことです。この日は晴天の日曜日。まだ社務所が開く前の朝8時頃からお参りの方が途切れません。受付の巫女さんが出勤してくるまで私一人で、てんやわんやの状態でした。
そんななか、一人の外国人男性がお参りなさいました。日本人女性の方とご一緒です。受付で何と書籍『九頭竜大社の教え』と神札をお求めになりました。
「コノ本の著者はダレデスカ?」
「あっ。はっ、はい。私でございます。」
「えっ、ソーナンデスカ!どんなことが書かれていマスカ?」
「はい。その本は教え、ドクトリンが書かれています。歴代神主のレクチャー、講演録が中心で読みやすいかと思います。」
「ソーナンデスネ!楽しみにシテマス!」
「ああ、ありがとうございます。まことに光栄でございます。」
九頭竜大社に外国人の方がお参りになるケースはそれほど多くなく、不意を突かれてしどろもどろの対応になってしまっていたかもしれません。
その後、正面で拝礼をされ、ご本殿をまわってお参りなさっていました。
しばらくして、その外国人男性が再び社務所に入ってこられて、私にこんな風にお話しになりました。
「アノ~すこしお聞きしてもイイデスカ?ココはどういう神社デスカ?」
「どのような神社かということでございますか。あっ、はい。どのようにご説明申し上げればよいか…まず、1954年に始まった神社です。神様はサラスヴァティ、弁財天様です。九頭竜弁財天大神様といいます。奇蹟のお社といわれていてミラクルなパワーがあります。これで十分な説明になっているでしょうか?」
「ナルホド。ココは他の神社とはぜんぜんチガイマスネ。」
「ああ、お分かりいただけますか。」
「ええ。ぜんぜんチガウ。雰囲気がチガウ。とってもイイ雰囲気。スゴイパワーが溢れている。スゴクイイ!」
「ああ、そのようにお感じいただけるとはすごく嬉しいです。そうなのですよ。ここはすごいお社なのです。ですから、それをお感じになる多くの方々が、今日も朝早くから、あのようにご本殿の周りを9回まわってお参りなさっているのです。」
「実は10年ほど前にも一度お参りさせていただいたことがあるノデス。その時も印象に残りマシタ。今日は大原に行こうとしていたのデス。すると車の中で日本人の彼女と会話していて、九頭竜大社のことを思い出しマシタ。本当に、また来れてよかったデス。10年前もよかったケド、今回はもっといいデス。」
「そうなのですか。広く神社を研究なさっている方なのですか?」
「う~ん。ケンキュウというよりも聖地巡礼ですね。いろいろな聖地を巡っていマス。九頭竜大社はイイ。ほかと全然チガウ。スゴイパワー。本当にイイ。」
「ああ、そうですか。そのようにお感じいただけますか。それはすごく嬉しいです。心してお社をお守りしてゆきます。」
「ご縁があってよかったデス。またお参りに来マス。」
このようにお感じになる外国人の方もおられるのですね。とても嬉しかったです。
またのお参りをお待ち申し上げております。