九頭竜大社からのお知らせ
2022年4月29日 公式ブログ
赤色の勝ち守
休み明けのある日のことです。朝、社務所に出てきた巫女さんとお話をいたしました。
「昨日もお参り多かったでしょう?何か変わったことはなかった?」
「ええ、お参りの方は多かったですが何とかなりました。特別なことといえば、スポーツ団体社長の〇〇さんとおっしゃる男性の方がお参りになりましたね。受付にお名刺を預けてゆかれました。このお名刺です。」
「ああ、このような方がお越しになったのですね。どんな感じでお参りになってましたか?」
「はじめ社務所に入ってこられた時は特に何もおっしゃらなかったのですよ。おローソクをお求めになって、境内で少しスマホを眺めておられたかもしれませんが、私がご案内申し上げるまでもなく、ご自身で9回まわってお千度をなさいました。おみくじもなさいましたが、何番を引かれたかまでは分かりませんでしたね。」
「なるほど。」
「それでお千度が終わってから受付に来られて、お名乗りになりお名刺を出されたのです。その時に、月参りをなさっている実業家の△△さんから九頭竜大社のことを聞いて初めてお参りなさったとお話しくださいました。」
「ああ、△△さんか。ご著書にも九頭竜大社への月参りのことをお書きになっておられるよね。やっぱり影響力があるね。」
「ええ、そうですよね。」
「ほかに何かお話しになっておられたですか?」
「いえ、ほかには特になく、それぐらいです。あっ、そういえば、勝ち守を10体お受けになってお帰りになられましたね。」
「勝ち守を10体!なるほど。やはりスポーツ団体だね。勝ち守は赤色と黒色があるけれども、どちらを何体ずつお受けになったか覚えている?」
「はい。それが、10体ぜんぶ赤色なのですよ。」
「ああ、赤色の勝ち守を10体!やはりご活躍なさっている実業家の方はなかなかに特徴的だね。ぜんぶ赤か。赤は情熱的で、勝負に勝ちそうな色だものね。」
「ええ、そうですよね。またお参りなさるといいですね。」
こんなことがございました。
またのお参りをお待ち申し上げております。
書籍『九頭竜大社にお参りする人達から聞いた50の素敵なお話』