九頭竜大社からのお知らせ
2022年7月5日 公式ブログ
微笑ましいひと時
ある日のお昼前のことです。九頭竜大社に長年月参りをなさっている会社経営の男性〇〇さんが、生業繁昌のお祓いをお受けにお越しになりました。月参りだけではなく、毎年一度は必ずご本殿でお祓いをお受けになるのです。
例年ですと、年に一度のお祓いには数名の社員の方々とお越しになるのですが、今年は奥様と社員の男性お一人とだけでお参りになりました。
「お待ち申し上げておりました。今年のお祓いは奥様がご一緒でいらっしゃるのですね。」
「そうなのですよ。例年お祓いは社員達と一緒に来て、みんなで9回まわるお千度もさせていただくのですけれども、今年はいろいろ忙しかったのです。でもお蔭で、妻と一緒に、ゆっくりとよいお参りが出来そうです。」
ご本殿で生業繁昌のお祓いをお受けになった後、毎月のように9回まわるお千度をされました。もちろん奥様もご一緒になさいました。おみくじを引いてお帰りになる前に、ご本殿の前で奥様とお写真をお撮りになりました。
「奥様。〇〇さんが九頭竜大社で、奥様とツーショットでお写真を撮っておられるのを、私、初めて見ました。」
「そうです。九頭竜大社では初めてです。この人とは何十年も一緒に過ごしてきたけれども、ずっと仕事一筋の人でしたから。そもそも主人と一緒に写真に写ること自体、ここのところほとんど記憶にないのです。」
奥様はとても素敵な笑顔で、私にそうお話しくださいました。
この後、〇〇さんと奥様は境内でとても楽しい会話をなさっておられました。そしておもむろに〇〇さんが社員の男性に、
「お~い、△△君。これから妻といつもの蕎麦屋に行くから、よかったら君も来いよ!」
これから皆様でお昼なのですね。
ご活躍の実業家〇〇さんの、九頭竜大社での奥様との微笑ましいひと時でした。
九頭竜弁財天大神様の守り導きのもと、これからも弥栄えに栄えられますように。
書籍『九頭竜大社にお参りする人達から聞いた50の素敵なお話』