九頭竜大社からのお知らせ
2022年7月29日 公式ブログ
病が治りますように
ある日の午前中のことです。最近よくお参りなさる女性が、ご友人の病気が治りますようにとの願いで、代理にてご本殿でお祓いをお受けになりました。
お祓いを行った後に、ご本殿の脇で私にお話しくださいました。
「友人はいい人なのですよ。本当に親しくしている女性なのです。」
「そうなのですね。」
「先日、神主さんのご著書『九頭竜大社にお参りする人達から聞いた50の素敵なお話』を読ませていただいたのです。そのなかに、すい臓癌が平癒してゆかれる方のお話があって、とても感銘を受けたのです。」
「あの方はお祓いをお受けになって、その後も引き続き御祈祷もお受けになられて、大神様の奇蹟の守護をいただかれましたからね。驚くような回復で元気になってゆかれました。」
「そうなのでしょう。だから私はもう、いても立ってもいられなくなって、今日、代理でお参りして、友人の病気平癒のお祓いをお願いしたのです。身内や親族でもこんなに心配しないのに、何とか友人のためにしてあげたいと思いましてね。」
「そうでいらっしゃったのですね。」
「お祓いは今のように、ご本殿で神主さんが祝詞を奏上してご祈願された後に木札をお授けくださいますね。そして、その日から1ヶ月間は御祈祷もしてくださっているのですよね。」
「はい。その通りです。お祓いの後でお授けする木札は、北向きにならないようにして1年間お祀りいただきます。」
「なるほど。私は何としてもその友人には回復してもらいたいのです。お祓いしていただいた今日から1ヶ月間は御祈祷もしてくださるとのことですから、それから先も引き続き数ヶ月間、御祈祷をお願いしてもよろしいものでしょうか?」
「もちろんでございます。奇蹟のご守護をいただけるかと存じますので、社務所の受付でお申しつけください。」
「ありがとうございます。では引き続いて御祈祷をお願いさせていただきます。出来れば手術が回避されて、順調に回復してほしいと願っているのです。もう本当に心配でね。でもね、心配ばかりしているのはここまでです。私の気分まで沈んでいたらいけないと思うのです。ここで切り替えて、私は私で、楽しんで人生を歩んでゆきます。」
「ええ、よいお心掛けでいらっしゃることと存じます。」
「またお参りに来させていただきます。」
九頭竜弁財天大神様の守り導きのもと、幸いに歩まれますように。
書籍『九頭竜大社にお参りする人達から聞いた50の素敵なお話』