九頭竜大社からのお知らせ
2022年8月26日 公式ブログ
感謝と反省だけで
「正浩さん、こんにちは。」
「ああ、〇〇さん、こんにちは。」
〇〇さんは近年、月に何度もお参りなさる女性です。9回まわるお千度をなさった後、社務所で私にこんなお話をしてくださいました。
「正浩さん。最近私、自分は大神様に何と欲深いお願いばかりしていたのだろうと深く思うことがありました。職業柄、人の前でお話をすることが多いのです。人に対して教え諭してやろうと、何と傲慢で偉そうになっていたのだろう、と。」
「ああ、そうですか。何らかの出来事を通してそのようにお感じになられたわけなのですね。」
「そうなのです。ですから私、今日はお願い事はしませんでした。感謝と反省だけで大神様に向き合いました。それも懺悔に近い反省ですね。」
「なるほど。感謝と反省だけで。」
「はい。感謝と反省だけで大神様に向き合ってお千度をさせていただきました。お千度を終えた今はもう、本当に、心からすっきりしています。九頭竜弁財天大神様に、私のよからぬもののすべてを取り祓っていただいたように思いました。」
「今日はそのようなお参りでいらしたわけなのですね。」
「そうなのです。今日は私のどろどろしているものを祓い浄めていただいて、初心に帰ることが出来ました。ですから次回のお参りは、今日とはまた違った感じで大神様に向き合えるのではないかと思うのです。また素直に九頭竜弁財天大神様にお願いをさせていただけるのではないか、と。そういえば正浩さん、来月は私、知り合いと一緒にお参りをさせていただく予定なのです。」
「〇〇さんはいつもお一人でお参りでいらっしゃいますので、それはお珍しいことですね。」
「先日、遠方に行く用事があって、たまたま電車の中の席が近かった女性とお話をしたのです。その方がちょっと元気がなさそうに見えたので話しかけたのですね。すると、旦那さまが病気で、ご自身も喉を患っておられるとのことだったのです。電車に乗っている間、いろいろとお話をお聞きしたのです。携帯の連絡先を交換して、私が京都の九頭竜大社にお参りしていることもお話ししました。」
「なるほど。」
「私は正浩さんの著書の『50の素敵なお話』をカバンの中に入れて持っていたのです。別れ際、彼女にその本を差し上げたのです。そうするのがよいと思ったのです。すると後日、彼女から連絡が来ました。」
「もしかして、その方が九頭竜大社にお参りなさったのですか。」
「そうなのですよ!『50の素敵なお話』を読んでたいへん感銘を受けられて、九頭竜大社にお参りされたのです。すると患っていた喉の治療が実にスムーズに運んで、今は声もよく出るようになったと、本当に嬉しそうに電話をくれたのです。」
「それはよかったですね。」
「ええ、本当によかったのです。やはり九頭竜大社は奇蹟の社ですね。ですから来月はその女性と一緒にお参りするのです。彼女はもうそれこそ、お礼参りですね!本当によいご縁が出来て嬉しいのです。」
いろいろなお話をお聞かせくださりありがとうございました。来月のお参りを心待ちにいたしております。
九頭竜弁財天大神様の守り導きのもと、幸いに歩まれますように。