九頭竜大社からのお知らせ
感謝なのです(教主講話)
九頭竜弁財天大神様は千人万人無限に人を救う神・奇蹟でもって守護をあたえる神です。御発祥のときより、御神託でそのようにお示しになっておられるのです。
ですから、皆様方は素直な気持ちで神様にお願いなさればよいのです。人を救おうとなさっている神様なのですから。人を無限に救わんとおはたらきになっておられる神様なのですから。ですから大神様は、人の素直なお願いをお聞き届けくださるのです。
ただ、いつまでもいつまでも、今の目の前の願いごとが叶ったか叶わなかったか、そのことだけに関心があるようではいけないと思うのです。願いが叶ったらありがたく嬉しい、思うように叶わなかったらおもしろくない…それの繰り返しだけでは進歩がありません。
さまざまな出来事を通して、神様の御心に適った願いとはどのようなものなのか、どのような心の持ち方が神様の御心に適っているのか、そんなことを意識して考えて、人として向上してゆくことが大切だと思うのです。特に九頭竜大社によくお参りする方々は、そうであっていただきたいと願うのです。
とりわけ、感謝の心が大切です。あらゆるものに感謝する心は、大神様の御心に適っているのです。この感謝は、意識して掘りおこしてくるものなのです。意識してするものです。
私たちの暮らしでも、何らかのトラブルで電気や水が来なくなったら、それはそれは困るでしょう。いつも電気や水が来るのは当たり前のことだと思っていたのに、それがどれほどありがたいことだったか、そのような時に気づかされるわけです。
毎月のように九頭竜大社にお参りすることが出来るのはどれほど恵まれたことか。外出したくとも何らかのご事情で思うようにならない方は、世のなかに大勢おられるのです。日常でいろいろなことがあるにしても、大きなケガや病気もなく、毎日穏やかに過ごすことが出来る、これは当たり前のことではありません。このようなことこそが奇蹟なのです。
九頭竜大社によくお参りなさる方々は、この奇蹟にお気づきになってください。目に見えぬ神の守護にお気づきになる、そのような心の持ち方をなさり、感謝の心でお過ごしいただきたく思うのです。
九頭竜大社 教主 大西 正美