九頭竜大社からのお知らせ
もう一つの視点(教主講話)
九頭竜弁財天大神様への信仰は、細く長く続けてゆくものです。大きな願いが叶ったらおしまい、太く短くということでは、九頭竜弁財天大神様の奇蹟のお力を本当の意味で実感することは出来ないのではないかと、私はそんな風に思います。
目の前の目標に向けて一心に努力する、そして大神様にお願いをしてお力をいただく、目の前の目標や願いが叶ってゆく、九頭竜弁財天大神様の奇蹟のお力を実感する、それは本当に尊いことです。
今日はもう一つの視点をお持ちになることをお勧めしたいのです。物事を長い目で見て幅広く捉えるならば、いろいろなことがあってもなるようになるのだ、と。大丈夫なのだ、と。
目の前の願い事が叶うか叶わないかということ以外にも、そのような視点もお持ちになっておられるととてもよいのではないか、と。私は常々そのように思っているのです。
大神様は、その人にとって一番よい、絶妙のタイミングで願いを叶えてくださるのです。時が来れば何らかのかたちで願いが叶ってゆくのです。そのことが腑に落ちて分かるようになる、それにはそれなりの年月が必要です。長い年月をかけて「心の器づくり」をしてゆくわけですね。
九頭竜弁財天大神様は奇縁で以て人を引く神様です。大神様とご縁のある皆様方は、どうか太く短くではなく、細く長く信仰をお続けください。
そして、目の前のことだけではなく長い年月を通して、九頭竜弁財天大神様の奇蹟のお力・守り導きを実感なさることを心より願っております。
九頭竜大社 教主 大西 正美