九頭竜大社からのお知らせ
「九」のお話 (講話)
九頭竜大社の御祭神は九頭竜弁財天大神です。千人万人無限に人を救う神です。そして、ご本殿を九回まわるお千度が伝わります。「九」は九頭竜大社とたいへん縁の深い数字で、深い意味があります。
まず、九は一桁で最大であることから、最大を現す数です。
そして、九頭竜大社では次のようにも考えます。
大自然は天地より成ります。天は日月星、地は木火土金水で成り、その大自然に包まれて生きるのが人です。それらすべてを合わせると九つになります。
このことから九は宇宙全体を現します。宇宙全体ですから無限ですね。
ですから「九」は神の最大の力、無限の力を現します。九頭竜弁財天大神の、最大であり無限の慈悲のおはたらきですね。
このように「九」にはたいへん深い意味があるのです。そんなことにも思いを巡らせながら、ご本殿を九回まわってお千度をいただきますれば幸いです。九頭竜弁財天大神の無限の慈悲のお力により、知らず知らずのうちにつくり出してしまう心のあざ「目に見えぬあざ」を取り除いていただき、すがすがしく幸いにお導きいただけることと存じます。
九月になりました。間もなく九月九日には健康長寿祈願祭が行われます。九頭竜大社では、この「九」が重なる日に菊花をお供えして健康長寿をご祈願申し上げるのが恒例なのですね。祭典前日まで健康長寿のご祈願を受け付けておりますので、ぜひお申しつけください。
本日は「九」のお話をさせていただきました。九頭竜弁財天大神様の守り導きのもと、皆様方が幸いに歩まれますよう念じております。
九頭竜大社 教嗣 大西 正浩
九月九日の健康長寿祈願祭について詳細は、下記リンクよりご参照ください。
書籍『九頭竜大社の教え』については下記リンクよりご参照ください。