九頭竜大社からのお知らせ
会社経営の男性のお話
月参りをなさっているある会社経営の男性から、境内でこのようなお話をお聞かせいただきました。この方は毎月必ず1ヶ月間の御祈祷をお申込みになり、年に1回はご本殿の中でお祓いをお受けになります。
以下が、その会社経営をなさる男性からお聞かせいただいたお話です。
月参りでは、毎回素直な思いでお祈りさせていただいているのです。我を張り過ぎずに、ひねくれた思いを持たずに、素直な心を持つのは中々に難しいと思うのですが、そこはやはり意識していますね。
九頭竜大社にはたいへん有名な経営者の方がお参りされているでしょう。その方は、神様の前では具体的なお願いごとはせずに「その時の決意を宣言する」と公言されていますね。
祈るの語源は「意宣る(いのる)」とも言われています。だから、さすがは名経営者の方だけあって、神様への向き合い方も素晴らしいものがあるのだなと感じます。
ただ、私自身はどうかと申しますと、決意を宣言するというだけにはならないのです。神様の前では、けっこう具体的にお願いごとをさせていただいていますね。「今は競争が激しいのです。この苦しいなかを乗り越え、社員も家族もみんな元気に、よい方向に向かってやっていけますように。」「~~~という目標が成就しますように。」とかね。その時々の素直な思いでお願いをするようにしています。
そして願いごとが成就した、という時にはですね、必ずお礼参りをいたしますね。このお礼参りの時にも、その時々の素直な思いを大切にしておりまして、もちろん感謝の心でお参りをいたしますが、最後に「家族や社員がみな元気でまた新たにやっていけますように。」というようなお願いごとをすることはありますよ。でもお礼参りの時には、次の仕事に関する新たな具体的なお願いごとをするのは控えていますね。そこは私のなかの一つの区切りとしてね、そのようにさせていただいているのです。
毎月、素直な気持ちでお願いさせていただいているのです。素直な気持ちで月参りをして、9回まわるお千度をさせていただいているうちに、私のなかのどろどろしたものが浄められていくのを感じるのですよ。お千度の後にはおみくじで大神様からのお言葉をいただいて、そしてすがすがしい気持ちになって帰路につくのです。
このように月参りをさせていただける神社があるということは、本当に有難いことなのです。
いかがだったでしょうか。人間は十人十色、神様への向き合い方も人それぞれです。九頭竜弁財天大神様にお参りなさるに当たり、一つのご参考になられるのではないかと思い、この方のお話をご紹介させていただきました。
九頭竜弁財天大神様の守り導きのもと、皆様方が幸いに歩まれますように。
九頭竜大社 教嗣 大西 正浩
ご本殿でのお祓いやご祈祷については、下記リンクよりご参照を願います。
九頭竜大社より刊行されている書籍については下記リンクよりご参照願います。
九頭竜弁財天大神様よりお言葉をいただくおみくじは以下リンクよりご参照願います。