大社だより

九頭竜大社からのお知らせ

2024年1月5日 お知らせ メディア掲載

霊験持つ竜の姿で奇蹟

九頭竜大社に関する記事が、宗教専門紙『中外日報』2024年(令和6年)1月1日付け4面に掲載されましたので、以下に全文をご紹介いたします。

 

 

霊験持つ竜の姿で奇蹟

京都市左京区 九頭竜大社

神界に昇る九頭竜を絵師・加悦徹氏が描いた。雅楽殿の扉が開く午前9時~午後4時頃に拝観できる

 

竜神と弁財天の霊験を併せ持つ九頭竜弁財天大神を祭神とする九頭竜大社(大西正美教主、京都市左京区)は、1954年に開祖・大西正治朗が、夢枕に立つ同大神から神託を授かり、京都の北東、八瀬の現在地に発祥した。

境内の雅楽殿には、祭神の姿を描いた「九頭竜絵」が祀られている。同大社は本殿を9回回ってご利益を得る「お千度」という巡拝作法で知られ、九頭竜絵はその順路にある。

大西正浩教嗣は「大神様が人々を救われる時、竜神、中でも大きな霊験を持つ九頭竜の姿になられる。そのお力で奇蹟というべき出来事が多々起こった」と話す。

奇蹟とは、開祖が信者との対談「おつなぎ」での的確な助言により、多くの人を迷いから救ったことにも由来する。おつなぎは昭和50年代まで続き、企業経営者や芸術関係者を中心に篤信の信者が増えた。発祥時は小さな祠だったが、数年で本殿(現本殿は93年に建立)を建立するに至った。これも奇蹟の一つと言えよう。

大西教嗣は「お千度は自然発生的に生まれた作法だが、回る回数は開祖が信者から尋ねられて決めた。九頭竜の頭文字、あるいは大きなご加護を得ようと1桁の中で一番大きな数にあやかったとされる」と逸話を話す。九頭竜絵には今も多くの人が祈りを捧げる。

 

(髙橋知行)

 

 

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