九頭竜大社からのお知らせ
2020年4月5日 公式ブログ
不思議なお社
ある月初めの日の朝8時頃のことです。私が社務所に出て、これから準備をしようかというときに、ある男性の方がお越しになりました。毎月お参りなさっている方です。
「○○さん、おはようございます。」
「おはようございます。早いですね。社務所は何時から開くのですか?」
「午前9時からですが…ご用がおありでしたら承りますよ。」
「いえいえ大丈夫です。これからお参りしますから。今日はいいお天気ですね。」
「ええ、本当に…日が射して…本当にいい天気です。」
「いや今月はおついたちが雨だったでしょう。いつもはおついたちにお参りさせていただくのですけれども、今月は気乗りがしなくて…だから今日になったのです。」
「そうだったのですね。いい日にお参りいただきました。」
「いや、いつかお話しさせていただこうと思っていたのですが…」
「はい。どうなさいましたか?」
「私、九頭竜大社に毎月お参りさせていただくようになってから、本当に仕事も家庭もうまくいくようになったのです。」
「ああ、そうなのですね!それは嬉しいです!」
「仕事は「大変儲かる」といったような感じではないのですけれども、何か不思議と物事が段取りよく運ぶのです。これはもう本当に、九頭竜弁財天大神様の守り導きを感じております。」
「そうですか!そうなのですね。」
「九頭竜大社は本当に不思議なお社ですね。いつもお参りさせていただいていると、不思議と自然に神様から「必要以上の我欲はいけないよ」ということを教えていただいているような気がしてならないのです。これは本当に不思議なことです。」
「ああ、なるほど。○○さんはそのような感覚をお持ちでいらっしゃるのですね。」
「ええ、これはもう、本当にありがたいことだと思います。感謝しています。」
朝から素敵なお話をお聞かせいただいて、本当に嬉しゅうございます。
「こちらのお社は目の前に奇麗に比叡山が見えるでしょう。実は私の家からも比叡山が見えるのです。本当に御縁を感じる気持ちのいいお社なのです!」
「それはもう…九頭竜弁財天大神様が奇縁でもって引いておられるのですね。御縁がおありなのです。素晴らしいことと思います。」
「いつもおついたちは人が多くてお忙しそうになさっているでしょう。だからあまりこのようなお話をさせていただく機会がなかったのですが…今月はおついたちではなく今日お参りさせていただくことが出来てよかったです。」
ありがとうございます。私もこのようにお話をお聞かせいただける御縁に感謝いたします。
この日も、境内に何とも奇麗なウグイスの鳴き声が響いていました。