九頭竜大社からのお知らせ
2020年10月11日 公式ブログ
お爺さまの気配
ある日、境内で男性の方とお話をいたしました。この方はよくお参りをなさる方でお顔は存じ上げていたのですが、ゆっくりお話をするのはこれが初めてでした。
「私は子どもの頃は祖父に連れられてよく九頭竜大社にお参りに来ていたのですよ。」
「そんな昔からお越しくださっていたのですか( ゚Д゚)」
「ええ。それが、しばらく…いや、かなり長い間お参りに来れない時期があって…ある時30年ぶりにお参りさせていただいたのですよ。」
「子どもの時以来のお参りだったのですね。」
「はい。するとこちらにまたお参りさせていただくようになってから、自分としては奇蹟としか思えないような出来事が次々と起こるようになったのです!」
「どのようなことが起こったのですか?」
「私は奈良で会社を営んでいるのです。例えば委託先が廃業してああ困ったな、と。これはどうにもならないのではないか、という時に、本当に不思議と銀行から融資を受けることが出来る、そのようなことが続いて起こるようになったのです。」
「ああ、なるほど。」
「ある時、確か2月の寒い日でした。いつものようにお千度参りをさせていただいて、さて帰ろうか、という時に、石鳥居のところで急にひょうが降ってきたのです。その不思議なタイミングに驚きました。急いで車に乗り込むと…昔懐かしい祖父の気配がしたのです。」
「お爺さまの…ですか?」
「ええ、祖父が好んで使っていたポマードの香りがふわっと漂ったように感じたのです。おかしなことを言っているとお思いでしょう。でも、私はあれは祖父だったと今でも思っているのです。」
「いやいや。きっとお爺さまですよ。きっとお爺さまがお喜びくださっていたのですよ。」
「ありがとうございます。ここは本当に不思議なお社ですね。奇蹟の社ですよ。」
不思議な…そして素敵なお話をお聞かせいただきました(*^▽^*)
またのお参りをお待ち申し上げております。