九頭竜大社からのお知らせ
2020年12月2日 公式ブログ
ある音楽家のお話
「大西さん、こんにちは。」
「ああ、〇〇さん、こんにちは。お元気そうですね!(^^)!」
〇〇さんは九頭竜大社によくお参りになり、何度か奉納演奏をしてくださったことがある男性の音楽家です。音楽に関する興味深いお話をお聞かせくださいました。
「大西さん、私ね、音の師匠と仰ぐ人がいるのです。その師匠の教えがこんな感じなのです。少し聞いていただいていいですか?」
「はい。どんな感じの教えなのですか?」
「その師匠はこう言うのです。「演奏をしている時、それは私が演奏しているのではない。あの方だよ。音と音の間を行き交っておられるあの方が奏でられるのだよ。」と。」
「ああ、なるほど。自力を越えた何らかの存在が私を通して奏でられるのですね…そのような他力の感覚、分かるような気がします。」
「分かってもらえますか!そして師匠は続けてこう言うのです。「でも、あの方はそうそう簡単には降りてきてくださらない。それはもうそれなりの修練を積まないと降りてきてくださらないのだよ。」と。」
私は、このお話はとてもよく分かるような気がするのです。私もこれまでに本を書かせていただいたことがあります。もちろんそれらは紛れもなく私が書かせていただいた本なのですが…私の自力だけで書けたとは思えないのです。様々な不思議なご縁や目に見えないお力が、私を使って本を書かせてくださった、こんな感覚があります。
実際に本を書いている時には、自分ではない何らかの存在に書かせていただいているような、そんな不思議な感覚がありました。
こんなことを思っていますと、音楽家の方が何と私の著書についてお話しになりました。
「私、大西さんのご著書読ませていいただいたのですよ。『九頭竜大社の教え』。」
「そうですか!ありがとうございます!」
「その中に「心の器づくり」の教えがあったでしょう。私はあの教えにとても共鳴するのですよ。」
「ああ、そうでいらっしゃいますか。」
「はい。師匠はこうも教えてくれているのです。「音楽家として舞台に上がる時には無我になり、自分を空っぽにして臨むのだ。自分が奏でるのではない。自分を越えた存在が、私の器を使って音を奏でてくださるのだ。」と。」
「ふうむ。それは興味深い。」
「ええ。だから「普段から自分の器磨きをするのだよ。」と。あの「心の器づくり」の教えによく似ているでしょう。」
「はい。素晴らしいお師匠さまですね!」
「私、大西さんの本好きなのですよ。いつも本棚に置いていますからね!」
「わぁ、ありがとうございます!嬉しいです!」
奥深く素敵なお話をお聞かせくださいました(*^-^*)
九頭竜弁財天大神様の守りお導きのもと、ますますご活躍になりますように。