九頭竜大社からのお知らせ
2021年1月18日 公式ブログ
毎週なのです
ある日の朝のことです。私は京都市内のあるビルの2階を歩いていました。〇〇さん(男性)のオフィスは…あ、ここですね。開放的なオフィスの中に〇〇さんの姿が見えました。
「〇〇さん、おはようございます!」
「ああ、大西さん、おはようございます。今、ビルの外までお迎えに行こうかと思っていたのですが…よく場所がお分かりになりましたね。」
「意外にすぐに分かりました!本日はよいご縁をいただきありがとうございます。」
オフィス内はがらんとしていて机と椅子が数台あるだけです。今日は〇〇さんの会社オフィスの清祓、これから進める工事の無事安全、社運隆昌祈願の出張祭典でお伺いいたしました。
私の祝詞や柏手を打つ音がよく響き、祭典は無事滞ることなく執り納められました。
「〇〇さん、無事に祭典を執り納めることが出来ました。今日は物事を進めゆくのにとてもいい日なのですよ。」
「ええ、そうですよね。私も暦を見ていて、ああ、この日はいい日だな、これはぜひ九頭竜さまにお願いしなければと思いまして…一昨日急にお申込みさせていただいたのです。」
「そうだったのですね。〇〇さんの会社は…社名からして、やはり~~~とか、そういった関連のお仕事をなさっているのですか?」
「はい、そうです。以前ある会社に勤めていたのですが、いろいろ事情がありましてこの度独立することになったのです。それで今日の祭典をお願いしたのです。」
「そうだったのですか。〇〇さんは九頭竜大社によくお参りなさっておられますね。どういったきっかけでお参りなさるようになったのですか。」
「ああ、それはですね…6、7年前でしたか…以前勤めていた会社の仕事で八瀬に来ることがあったのです。その時に八瀬の辺りにいい神社がないかなぁとネットを検索しますと九頭竜大社さまがヒットしまして。そのうえ有名な△△社長も月参りをされているという情報にも接したのでより興味が湧いたのです。」
「なるほど。」
「はい。それで初めてお参りさせていただいたのですが…その初めてのお参りの時に9回まわるお千度の作法を案内してくださったのが大西さんだったのですよ。」
「えっ、私だったですか!?」
「はい。そうだったのです。それでそれ以来、欠かさず月参りをするようになったのです。」
「そうでしたか。何かお感じいただけるものがおありだったのですね。それは嬉しいです。」
「はい。それで、3年前でしたか…大事な節目の時がありまして…そのお参りの時に九頭竜弁財天大神様からいただいたおみくじの言葉に深く感銘を受けたのです。それからは毎週必ずお参りさせていただいています。」
「ええ!?〇〇さん、毎週お参りなさっておられますか?よくお参りなさっているのはもちろん存じていますし…時に御祈祷もお受けになっておられますが…毎週お参りでしたか!?」
「はい、毎週ですよ。大西さんも必ず社務所にいらっしゃるというわけではないですものね。受付におられる巫女さんに聞いてみてもらえたら分かりますよ。毎週なのです。」
「そうでいらっしゃいましたか…」
「はい。毎週9回まわるお千度をして、必ずおみくじも引かせていただいております。私の場合はいただいたおみくじは持って帰って家に置いていますね。それで節分過ぎに溜まったおみくじを古いお札入れにお返しする、そんか感じでやっています。」
「ああ、〇〇さんはそのようになさっているのですね。」
「はい。ただ、とても大事な局面で引いたおみくじとか、特に印象に残るおみくじはお返しせずに取っているのです。そういうおみくじはずっと神棚に置かせていただいているのですよ。」
最後にお札のお祀りの仕方をご質問いただきましたのでお伝え申し上げて帰路につきました。
帰り道、車の中で雨が降ってきました。とても気持ちのよい浄めの雨に感じられました。