九頭竜大社からのお知らせ
2021年1月22日 公式ブログ
絶えず見守っている
これは昨秋あったお話です。長年の信者さんであるご夫婦の姿がありました。もう50年くらいはお参りをなさっておられる方々です。境内の草抜きなどをしてくださっていました。
奥様にお声がけしました。
「〇〇さん、とても助かります。本当にありがとうございます。」
「いやいや正浩さん、何をおっしゃいますやら。今はコロナ禍でご奉仕の会がお休みでしょう。だから夫婦で、やれる範囲だけでも清掃のご奉仕をさせていただこうと思ったのです。前にお参りした時に草が生えているのが少し気になったものですから。」
ありがたいことです。このような信者さまの思いが、長年にわたり九頭竜大社を支えてくださっているのですね。
「本当に長年にわたって大神様にはお守りいただいています。でも、年月は早いもので…孫娘はもう大学4回生で就職活動なのですよ。」
「そうでいらっしゃるのですね。」
「ほんのちょっと前までは孫娘もなついてくれて可愛かったのですよ。でも大学生にもなるとね…お婆さんが心配しても「うざいなぁ。」ってなものなのですよ。」
「ああ、そんなものなのでしょうね。」
「大学で面接の練習を繰り返しているみたいです。孫娘は昔からあがり症なものですからお婆さんとしては心配でね。だから草抜きさせていただいたあとは、大神様に孫のことをお願いしようと思っているのです。」
〇〇さんはご奉仕のあと、9回まわるお千度をなさいました。社務所で私にお引きになったおみくじをお見せくださいました。
「大神様からいいお言葉をいただきました。「神は絶へず見守ってゐる」」
「ああ、よかったですね。」
「ええ、よかった。孫娘にも見せてやろうかと思います。今日はありがとう。」
後日、〇〇さんは孫娘さんとご一緒にお参りになりました。無事によい就職先に決まられたお礼参りとのこと、とても嬉しそうにご報告くださいました。
本当によかったです。
九頭竜弁財天大神様の守り導きのもと、これからも幸いに歩まれますように。