九頭竜大社からのお知らせ
2022年3月13日 公式ブログ
あとは天命を待つだけ
ある日のお昼過ぎのことです。月参りをなさっているたいへんご活躍の男性〇〇さんがお参りになりました。いつもはお一人でお参りになり必ず9回まわるお千度をなさるのですが、今日は奥様とご一緒です。
この日は〇〇さんにとってとても大切な日。きっと夕刻からたいへんお忙しくなさるはず…まさかこの日にお参りになるとは思ってもいませんでしたので、たいへん驚きました。
「こんにちは。いつもありがとうございます。」
「ああ、〇〇さん。まさか今日お参りなさるとは…驚きました。」
「ええ。やることはすべてやりましたので、あとは天命を待つだけです。今日は妻と一緒にお参りさせていただきます。」
「奥様は初めてのお参りでいらっしゃいますか?」
「いや、実はですね…妻はこの1週間、毎日早朝にお参りさせていただいていたのです。」
「ああ、そうでいらっしゃいましたか!お気づき出来ず失礼いたしました。この1週間は〇〇さんにとって本当に大事な時でいらっしゃいましたから…奥様が代わりにお参りなさっていたのですね。」
「そうなのですよ。思えば月参りするようになった最初のきっかけは、ある高僧のお世話をなさっている方から「九頭竜大社の神様はたいへんなお力をお持ちの神様だ。ぜひお参りするといい。」と聞いたからです。そして正浩さんの著書の『奇蹟の御発祥』も読ませていただいて、たいへん感銘を受けました。」
「以前もそのようにお聞かせくださいましたね。〇〇さんが初めてお参りなさった時のことはよく覚えておりまして、ちょうど3年前のことでしたね。」
「ああ、そうですね。そうなりますね。」
「まさかあの日から3年間、ずっと月参りをお続けになるとは、思ってもおりませんでした。」
「九頭竜大社にはいつも自然体でお参りさせていただくことが出来るのです。このお社なら大丈夫だと、そのように信じてお参りさせていただいております。本当に、いつもお力をいただいております。」
果たして〇〇さんは、その晩、大きな志を遂げられました。その後も、ずっと月参りをお続けになっておられます。
今後もますますご活躍なさいますよう念じております。
書籍『九頭竜大社にお参りする人達から聞いた50の素敵なお話』