九頭竜大社からのお知らせ
2022年7月15日 公式ブログ
ささいなことがありがたい
ある日の夕刻のことです。九頭竜大社によくお参りなさる女性〇〇さんが社務所にお越しになりました。何度か奉納演奏をしてくださったこともある方です。9回まわるお千度をなさる前に、私にお話しくださいました。
「九頭竜大社にお参りする時にはいつでも、九頭竜弁財天大神様がお祀りされるご本殿の周りを9回まわってお千度をさせていただいています。もちろんのことですね。私は音楽や舞いをやっておりますが、九頭竜弁財天大神様には本当にいつもお守りいただいているのです。」
「それは本当に嬉しく思います。」
「それで、先日のことです。ご本殿での9回まわるお千度の後に、久しぶりに帝釈天社にもお参りさせていただいたのです。ご本殿から階段を3分ほど登っていったところにお祀りされている帝釈天様にです。家庭円満の神様でいらっしゃるのですよね。」
「はい。おっしゃる通りです。帝釈天大神様は九頭竜大社の境内の守り神でいらっしゃるとともに、魔を祓い家庭円満にお導きくださる神様です。」
「そうですよね。先日、帝釈天様にもお参りさせていただいたらすぐに家庭円満に導かれたのですよ。」
「そうでいらっしゃいましたか。どのようなことがおありになったのですか。」
「お参りさせていただいてすぐの日のことです。私はお友達と映画を見にいく予定だったのですが、急にその友人の都合が付かなくなったのです。そこでその日たまたま学校が休みだった長男と一緒に映画を見に行ったのです。」
「なるほど。」
「その一日がとてもよかったのです。普段は弟と喧嘩をした時だとか、ちょっと何をしているのよとか、そんな時ばかり目がいっていたのですね。その一日は息子としてではなく、一人のひととして長男に向き合えたのです。そしてその日から、実際に家庭円満に向かっているのです。」
「とても素敵な、よい一日でいらしたのですね。」
「ささいなことでしょう。でも、そういうささいなことが私にとって本当にありがたいのです。長男とよい一日を過ごすことが出来て、家庭円満にお導きいただけたことが、本当にありがたい。」
「九頭竜大社にお参りされて、そのようなささやかな奇蹟をいただかれたのですね。」
「ええ、そうなのです。私は京都市内に住んでいますのでよくお参りさせていただくことが出来ます。それに、実は八瀬に私の仲間たちが集まるシェアハウスのようなところがあるのです。そのハウスからちょっとだけ九頭竜大社の社殿が見えるのですよ!」
「へぇ。そのようなところがあるのですか!」
「はい。そういうこともあって、私は本当に九頭竜大社にはご縁を感じているのです。」
ご縁ある女性の、ささやかな奇蹟のお話でした。
またのお参りをお待ち申し上げております。