大社だより

九頭竜大社からのお知らせ

2022年12月1日 公式ブログ

御発祥の日に

令和4年11月24日 御発祥68周年秋季大感謝祭当日の朝のことです。東京から事あるごとにお参りされ、ご本殿でのお祓いや御祈祷をお受けになる女性〇〇さんが受付にお越しになりました。

御発祥特別祈祷のお札の引き換えは、まさにこの御発祥の日の朝からです。特別祈祷札をお受けになった後、私と次のようなお話になりました。

 

 

「今日の佳き日に、東京からよいお参りでございます。以前からお聞きしようと思っていたのですが、〇〇さんは九頭竜大社にお参りするようになられて何年くらいになられるのですか?」

「九頭竜大社に初めてお参りした時のことは忘れもしないのです。それは十数年前のこと。何とこの御発祥の日、11月24日が初めてのお参りだったのですよ。」

「ああ、そうでいらしたのですか。」

「ええ、実はね、その時は東京から紅葉の観光に京都に来ていたのです。いろいろな紅葉の名所を巡って夕刻のことです。タクシーに乗っていたら運転手さんが、八瀬の九頭竜大社は霊感あらたかでとてもいいですよ、と勧めてくださったのです。それで初めて九頭竜大社にお参りさせていただいたのです。それが11月24日のことだったのですよ。」

「なるほど。」

「夕刻で薄暗くなっていました。ですから大感謝祭も大御火焚式ももう執り行われた後でした。そんな時刻でしたし、その時は時間もなかったものですから、ご本殿の正面だけをお参りさせていただいたのです。そして、1ヶ月間の御祈祷をお申込みさせていただいてその日東京に帰ったのです。」

 

 

「それが初めてのお参りでいらしたのですね。」

「そうなのですよ。ですからご縁を感じましたし、境内の雰囲気もとてもよかったですね。東京に帰ってからも九頭竜大社のことが気になって、年が明けてからまたお参りして、今度は9回まわるお千度をさせていただいたのです。」

「そうでしたか。ご縁がおありになったのですね。」

「本当にそうなのですよ。私は会社を経営しておりまして現在は息子が社長をしているのですが、九頭竜大社にお参りをするまでの4年間は赤字続きだったのです。それがお参りをさせていただくようになってお祓いや御祈祷をお受けするようになってから、十数年間ずっと黒字続きなのです。本当にありがたいご縁です。九頭竜弁財天大神様のお力を実感しております。」

「それで今日の御発祥の佳き日の朝に、東京からお参りいただいたのですね。本当に朝早くに出発なさってお参りくださったのですね。」

「そうなのですよ。朝早かったです。実は今日、夕刻にこなさなければならない用事がありまして、午後2時からの大感謝祭に参列させていただくことは叶わないのです。9回まわるお千度をさせていただいたら、また東京に帰るのです。」

「ああ、そうでいらっしゃるのですね。そのように九頭竜大社を思っていただき心より嬉しく思います。」

 

〇〇さんは2ヶ月間の御祈祷をお申込みになり、9回まわるお千度をなさって東京にお帰りになりました。

 

御発祥の日の朝に、素晴らしいお話をお聞かせくださいました。

 

またのお参りをお待ち申し上げます。九頭竜弁財天大神様の守り導きのもと、これからも幸いに歩まれますように。

 

 

九頭竜大社のお祓い・御祈祷

 

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