九頭竜大社からのお知らせ
神様と心を一つに (教主講話)
九頭竜大社では「おんそらそあていえいそわか」と御真言を唱えますね。そのあとでお願い事をいたします。
この「おんそらそあていえいそわか」には、「九頭竜弁財天大神様と心を一つにし、神の御心に適った生き方をします」という意味があります。
皆さま、お彼岸の時期にはお墓参りをなさるでしょう。ご先祖さまに感謝の心を捧げ、おはぎをいただかれることがありますね。このおはぎには、「ご先祖様を思い、心をはぎ合わせる」という意味があるのだそうです。
九頭竜弁財天大神様にお祈りされるのにも、ご先祖様にお参りなさるのにも、「心を一つにする」ということが大切なのですね。
九頭竜弁財天大神様は、奇蹟の御力でおはたらきの神様です。窮地からお助けくださり、心からの願いを叶えてくださいます。ですから皆さま方、どうぞ九頭竜弁財天大神様には素直な思いでお願いをなさってください。苦しくて余裕がない、そんなたいへんな時には、「どうかお助けください」と、一心にお縋りください。そのような時にお助けくださる神様なのですから。
そして、大神様に苦しみを取り除いていただかれたのなら、感謝の心をお捧げください。苦しみから抜け出し、心に余裕が生じられたのならば、ぜひ神様と「心を一つにする」ということを思い出していただきたいのです。
いくら無理をして頑張って必死にお願いをなさっても、その人が進むべき方向でなく神様の御心に適うことでなかったのならば、その願いが成就することはありません。いくら世間体が良く、そうなったら最高なのにと思っておられても、神様の御心に適わずその人の人生にとってふさわしいことでないのならば、その願いが成就することはありません。そのことにお気づきください。
無理を除き、自分のことだけをお考えにならず、関わる人々の心を満たしお役立ちするような、そんな心からの願いをなさってください。神様と心を一つに、九頭竜弁財天大神様の御心に適った願いをなさってください。どのような願いならば神様の御心に適うのだろうかと、そのようなことにも思いをはせていただければと存じます。
神様と心を一つに、願い行動をなさる時に、奇蹟を授かるのです。
九頭竜弁財天大神様の守り導きのもと、皆さま方が幸いに歩まれますよう、心より念じております。
九頭竜大社 教主 大西 正美
開祖・二代目神主の講話を綴った『九頭竜大社の教え~自然に帰って生きる~』など3冊の書籍については、以下のリンクよりご参照願います。